こじゃんと美味い、しらす干し。 美味い、美味いと食べていただき、 変わらぬ想いと職人技で130余年。
土佐のしらすは、森国商店
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森国のしらすの特長

なぜ美味いのか

引き締まった身質のドロメがとれる全国有数のしらす漁場

清流が注ぎ込み、岩場の少ない土佐湾

高知では生しらすのことを「ドロメ」と呼びます。森国商店でしらすの原料に使用しているドロメは、土佐湾で捕れたもの。土佐湾は、複数の清流が注ぎ込み、イワシの餌となる上質なプランクトンが発生する全国でも有数の好漁場。岩場が少ない地形のため、魚は常に波に負けずと泳いでいるため、身が引き締まった旨味の強いしらすが捕れます。

長年の経験と歴史で見極める「基準」と「職人の勘」

鮮度を保ち、味と触感を最大限に引き出す「品質基準」

森国商店では、ドロメ(生しらす)を水洗いしたら、時間を空けずに一気に釜茹でします。 釜茹での温度は102-103℃、茹で時間は70秒。森国の品質を保つための基準です。しらすの茹で加減は、味と食感の要。100℃以下だと痛みやすくなり、また茹ですぎると旨味である出汁が出てしまいます。鮮度が命のしらすの釜茹では、スピード勝負でもあり、高い質と速さの両方が求められます。

10年の修行を経てなお難しい、温度と湿度を加味した乾燥技術

しらす干しを乾燥させる工程は、五代目代表・森国雅人の仕事です。その日、そのときの温度と湿度を見極めて乾燥の時間や強さを調整する必要があり、タイミングを見間違うと色が悪くなったり、臭みが残ってしまいます。 「5年、10年と経験を積んでも難しい」毎日が真剣勝負の職人仕事です。

釜揚げ担当・女将の絶妙な塩加減

森国商店では、瀬戸内産の塩を使ってしらす干しの塩加減を決めています。その塩加減は、女将の目分量。 昔からのお客さまからも「森国のしらす干しは、しょっぱすぎず、柔らかな塩気がちょうどいい」と評判です。 私たちの目下の目標は、この女将の釜揚げ技を継承すること。

土佐の釜揚げしらす

商品紹介
しらす

森国商店の「土佐の釜揚げしらす」は、素材の良さを活かす茹で加減と塩加減で、毎日食べても飽きない味わいです

百三十年引き継がれてきた漁場と伝統の味。季節の違いも楽しんでください

森国商店では一年を通して、美味いしらすをお届けできるよう、その日の漁や天候、季節によって職人による茹で加減、塩加減、干し加減を調整しており、常連のお客さまからも高い評価をいただいています。自然の素材そのままの釜揚げしらすは、春先はマイワシ、夏はカタクチイワシ、冬はウルメイワシと旬の時期が異なるドロメを使用。ぜひ季節の味わいの違いも楽しんでください。

  • 土佐の釜揚げしらす
    土佐の釜揚げしらす

    森国商店の看板商品。飽きのこないふっくらとした食感と、絶妙な塩加減。
    最近では、ご贈答用としても喜んでいただいています。

  • しらすぼし
    しらすぼし

    その日その時のしらすや天候に合わせた女将の塩加減と、職人の干し加減のバランスで仕上げるしらすぼしは、そのままでも料理に使っても◎

  • しらす佃煮
    しらす佃煮

    森国商店の新商品。上干ちりめんを甘辛い佃煮にしました。 生姜味と唐辛子味もあります。

アイコン:しらす
呼び名が変わる!

しらす干しの不思議

  • “釜揚げしらす”
    図:釜揚げしらす
    天日で30分ほど干したしらすで、水分が80%含まれています。 ふっくらと柔らかで、優しい触感。アツアツご飯にぴったりです。
  • “しらす干し”
    図:しらす干し
    スーパーなどでもお馴染みのしらす干しは、天日で1,2時間干した状態で水分含有量は60%ほど。大根おろしを添えても美味しいです。
  • “上干ちりめん”
    図:上干ちりめん
    晴れた日に3,4時間天日に干したしらすは水分が30%ほどになり、しっかりした食感で噛むほどにイワシの旨味が広がります。

衛生管理/伝統の天日干し

最新技術と伝統

美味しさの土台に、安心・安全を

毎日の食卓に、安心・安全をお届けする「HACCP」

主役になることは少ないけれど、毎日レギュラー選手として食卓にある。森国商店のしらす干しは、そんな存在であってほしいと考えています。
美味しいのはもちろん、安心・安全な商品を提供するため、2019年に食品の安全性と衛生管理の国際基準であるHACCP(ハサップ)を導入しました。これからも、伝統の味や製法を守りつつ、お客さまや社会の要請に応えていきます。

百三十年変わらぬ景色、
伝統の天日干し

しらすの旨味を引き出す、
南国土佐の陽の光

森国商店の加工場の眼前には、土佐湾が広がっています。昔は、漁船が直接加工場に乗り付け、その場で釜揚げ作業に取り掛かっていました。 海岸と加工場を結ぶ広いスペースは、釜あげしたしらすを天日干しするための場所。今でも昔と変わらず陽の光が注ぎ、伝統の天日干しを行っています。製造技術や機械化が進んでも、守り続けたい味と風景です。

昭和40年の天日干し風景

昭和40年に撮影された森国商店の加工場。当時は、その製造工程の殆どが手作業でした。
写真には、2代目代表の森國大蔵の姿も写っています。
当時と今を比較すると、私たちの生活は大きく変わりましたが、土佐湾の恵みと食文化は変わらず受け継がれてきました。私たちはこれからも、森国の味と自然の恵みを次世代につないでいきたいと考えています。

商品購入/お取り寄せ

土佐しらすのご注文

できたての釜揚げしらすを直売しています

本社兼加工場の入口で、できたてのしらすを直売

森国商店の加工場入口には、小さな直売所があります。当日できたての釜揚げしらすの直売のほか、スーパーや量販店さんには数や鮮度の関係でお出しできないレアな商品も。 稀にしか並ばない “イカ入りちりめん” や “のれそれ入りちりめん” は、「入荷したら電話して!」という常連さんもいます。 釜あげしたしらすの出汁 “いり汁” は、たけのこを煮ても絶品です。

森国の土佐しらすは、
県外発送も承ります

釜揚げしらすとしらす干しの県外発送を承っています。
お客さまのご要望に合わせて、内容量や贈答用の包装にも対応させていただきます。お気軽にお問い合わせください。
釜揚げしらすは 300g×2セットまたは4セット、しらす干しは 250g×2セットまたは4セットが人気です。

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森国の土佐しらすが食べられるお店

  • 居食屋 かどたさん
    高知県高岡郡越知町
    居食屋かどたさんは、夜は居酒屋ですが、ランチはオムライスやカレー、パスタまで豊富なメニューが揃う店。森国の土佐しらすを使ったしらす丼も。
  • ロティサリーバール ダパウロさん
    東京都中央区日本橋
    日本橋のロティサリーバール ダパウロさんは、本格ロティサリー料理が楽しめるワインバル。森国の土佐しらすを使ったピッツァやパスタも。
  • おもてなし家さん / 居酒屋
    埼玉県さいたま市
    高知の郷土料理と地酒が堪能できるおもてなし家さん。ゆず香るじゃこサラダ、しらす丼で森国の土佐しらすを使っていただいています。

当たり前を次世代へ

代表挨拶

当たり前だと思っていたシンプルなしらすの美味しさは 日々の仕事の積み重ねが支えている

親父の仕事を嫌々手伝っていた若い頃は気づけなかったこと

森国商店五代目の森國雅人です。
しらす干しというのは、昔から変わらないシンプルな方法でつくられています。材料はしらすと塩。加工方法は、茹でるだけ。
小さい頃から当たり前に食べていた味ですが、この美味しさが当たり前ではないのだということを何世代にも渡って注文いただく昔からのお客様や、県外のお客様からの「美味しかった」の声から感じています。
しらす干しはシンプルが故に、ごまかしが効きません。私がこの仕事を始めたのは20代の頃。当時は親父に言われて、嫌々やっていたと思います。きっと甘えていたんですね。
しかし、徐々に仕事を任せられるようになり、何を言われるでもなく、親父の考えや自分の仕事が分かってきました。
高知は、本当に素材が良いんです。素材の良さを活かすシンプルで奥深い森国の品質を、多くの人に味わっていただければと思います。

森国商店 五代目代表 森國 雅人

森国商店の概要

会社案内

創業百三十年 “森国の土佐しらす”

会社名 株式会社森国商店
創業年 明治6年
代表者 代表取締役/五代目 森國 雅人
初代    森國 百太郎
二代目   森國 大蔵
三代目   森國 住子
四代目   森國 真一
住所 本社・工場
〒783-0083 高知県南国市浜改田71
お電話 088-865-8223
FAX 088-865-4516
アクセス 黒潮ライン沿い イタリアンレストラン「ナポリの風」東の信号機を南へ海岸近くを左折したところに森国商店の加工場があります

森国商店の屋号 “ヤマダイ”

森国商店 四代目女将の話

今をさかのぼること150余年、明治の頃に森國百太郎(ひゃくたろう)という人が、この地で ”ちりめん加工業” をはじめました。当時は、少し離れた場所にあった自宅から通ってきては、おじゃこをいっていたそうです(炊くことを土佐弁で”いる”という)。

当時は商売をする際の屋号として、商売繁盛を願いヤマやマル、カネの言葉が使われていました。百太郎の長男・二代目 大蔵(だいぞう)にヤマを足し、森国商店の「ヤマダイ」となったと思われます。昭和50年頃までは、小石に金額を書いて入札をしていたのですが、大蔵は とてもとてもお人好しな性格で、「漁師も一生懸命やりゆうきのう」と、早朝から夕方まで入札金額を変えなかったそうです。近所でも「仏の大蔵さん」と呼ばれて親しまれていました。
遠い昔の話になりましたが、その大蔵のひ孫が現在の五代目・雅人になります。

アクセス

黒潮ライン沿い イタリアンレストラン「ナポリの風」東の信号機を南へ海岸近くを左折したところに森国商店の加工場があります

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